小学校の「歴史テスト」のワナ
ワナ、なんて書くとまるで悪いことのようですが…。
「小学校のうちは歴史が得意だったのに、中学になった途端、全然できなくなった」と愕然とされる方がいらっしゃいます。
実はこれ、テスト形式による違いなんです。
小学校のうちは、このような形でテストが出ます(うちの娘のものを拝借)
お気づきでしょうか。
小学校の歴史のテストは、すでに答えがある選択式のものが多いです。
漢字が苦手な学習障がいをお持ちのお子さんの場合、小学校のうちは答えさえわかればテスト問題から漢字を写し書きすればいいだけなので、特に問題はありません。
中学に入ると
「自分で」
「答えを」
「漢字で」
書かなければいけなくなるので、まるで一気に成績が下がったように感じます。
学習障がいのお子さんへの配慮として、漢字ではなくひらがなでの解答も許容してほしいところですが、まだまだ道のりは遠いように思います。
部分点はもらえる…といいですね…。先生によるので、何とも言えませんが。
漢字がわからないとすべての教科の点数が下がるので、スピカでは「漢字の読み」は必ず学習に取り入れています。
ただ、「書き」については、学習進度に合わせたものしか取り組んでいません。
大人になったらスマホで調べればいいから!今だけだから!と思いながら、「書き」はテスト対策だけします。
学校の宿題で書けてるから大丈夫、と思っていると、ただ書き写しているだけで、問題として出すと書けない・読めない子はたくさんいます。
学年が低いうちにアセスメントし、対策をしていけばなんとかついていけますが、高学年、中学生になってから復習していこうとすると、覚える漢字の量が多すぎて大変です。
小学校6年間で習う漢字の数は1,026文字。
中学校3年間で習う漢字の数は1,110文字。
合計2,136文字。
1文字につき読み方が2~3通りとすると、4,000~6,000の読み方を覚えるということで…。
やっぱり早いうちから対策していきたいですね。
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