「読む」ことの難しさ
今週は簡単なお話です。
最近めっきり寒くなってきたので、お茶専門店のルピシアでほうじ茶を買ってきました。
玄米もブレンドされている「一二三(ひふみ)」です。香ばしい香りに癒されます…。みなさまもあたたかくしてお過ごしください。
「一二三(いち、に、さん)」と書いて「ひふみ」と読むのですが、漢字にいろいろな読み方があるのは日本語の難しいところだなと感じます。
私たちは普段、何気なく文章を読んでいますが、「読む」とは、
①文字の形を認識する
②文字列を単語としてとらえる
③文字と発音を結びつける
④脳内のイメージ(意味)と単語を一致させ、理解する
という、とても複雑な能力が求められます。
また、①~④が困難な場合、
文字を認識できない→文字の形がわからない
単語がわからない→何を書いたらいいのかわからない
口頭で言われても文字が浮かばない→発音から文字に書き起こせない
等、「書く」ことにも支障が出てきます。
「漢字が読めない」「音読ができない」「板書ができない」とき、①~④のどこに問題があるのか、それともそれ以外の原因があるのか、十分にアセスメントしながら対応していくことが必要です。
「読む」ことは、「理解すること」にもつながります。学校生活だけでなく、社会に出た後もとても重要な能力です。
お子さんが特性に合った支援を受けることで、「わかった!」が増えるといいなと思います。
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