算数の支援ー補助線の効果②
前回、小学2年生のひっ算のお話をしましたが、この『数字整わない問題』は3年生、4年生、5年生…とずっと続いていきます。
なぜなら、掛け算と割り算のひっ算もあるからです!
そしてそれを使った計算がたくさん出てくるからです!
足し算・引き算はひっ算の導入なので補助線付きプリントはいくつかありますが、掛け算・割り算では見たことがありません。
探せばあるかもしれませんけども、学年が上がるにつれてお子さんそれぞれの学力のデコボコが大きくなってくるので、その子にパーフェクトに合ったプリントを探すのはほぼ不可能です。
私の場合は、お子さんの学習の様子を観察しながら、授業と同時並行で自作の問題を出していきます。
2桁×1桁(小学3年生レベル)なら
補助線を引いてしまえば
大体みんな解けます。
問題は2桁×2桁や割り算です!
これが
こうなります!
フリーダム!数字はみんな自由行動!
なので、
補助線を引いて整列させます。
※定規を使わないのは、テンポよく授業を進めるためです。
決してテキトーなわけではありません。キリッ!
数字を並べれば
スラスラ解ける子はたくさんいます。
「問題が解けない」=「計算ができない」とは限りません。
なぜ解けないのか、原因はどこにあるのかを、時間をかけてよく見定める必要があります。
さて、写真に出てきた補助線用の灰色えんぴつ。
実は国語の支援でもかなり役立ちます。
そのお話はまた次回に。
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