どのように学ぶのかー視覚・聴覚・運動感覚
発達障がいを持つお子さんの学習方法を考えたとき、見えるもので理解した方がいいのか、読んできかせた方がいいのか、それとも実物を使いながらの方がいいのか…
それはそれぞれの特性によって異なります。
定型発達のお子さんは全ての感覚をバランスよく使い分けながら理解していきますが、発達や感覚に凸凹のあるお子さんたちは、その強みを活かした方がより効果的に学ぶことができます。
学習タイプは主に
・Visual Learner(視覚優位学習者)
・Auditory Learner(聴覚優位学習者)
・Tactile/Kinesthetic Learner(運動感覚優位学習者)
の3つに分かれます。
視覚優位学習者は、画像や写真、グラフを使った学習が有効的です。
宿題・課題をリスト化して見えるようにすることで、スケジュールやルーティーンを確立していきます。
クロスワードパズルや紙にしりとり等を書いていくことで語彙を増やしていく方法もあります。
聴覚優位学習者は、図や文章を見せられるよりも、話したり聴いたりする方が理解できます。
教科書の音読を何度か聴くことで効果的に学べます。
デイジー教科書という障がい者向けの教科書が無料配信されているので、そちらを活用するのもオススメです。
デイジー教科書:
https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext.html
運動感覚優位学習者は、読んだり聴いたりするよりも実際にやってみた方が身につきます。
例えば算数であればブロックを使ってみたり、英語であれば単語カードを組み合わせたりすることでより理解を深めることができます。
経験から学ぶタイプなので、支援者と一緒にロールプレイや遊びを通して学んでいきます。
お子さんの強みはそれぞれ異なります。
時間をかけてアセスメントをし、お子さんに合った学習方法を探っていきます。
人形を使って場面を説明することも。
興味を持ってもらえるよう人気のキャラクターを用意するのですが、キャラクターに夢中になってしまうこともあるので、調整は難しいところです…
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